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きよの和彦と新しい秩父をつくる会 会報 令和6年12月

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危機にある秩父の医療を 新しい仕組みで乗り越えよう

医師不足 、救急医療、産科・婦人科・小児科 。

近い将来に、平日の夜間、土日祝日の救急搬送先や産科・婦人科・小児科などが地域から無くなってしまうことを強く懸念しています。

そんな秩父には、絶対にしたくありません。

秩父地域では、医師や看護師などの医療従事者の不足が深刻化しており、救急医療をはじめとする地域医療の存続に不安が高まっています。秩父医療圏の人口10万人あたりの医師数は、今和4年時点147.4人で、県平 均の180.2人を下回っています。

1年365日24時間、地域の中で救急医療が受けられる環境を守り抜くためにも「地域医療連携推進法人」の設立が望まれます。厚生労働省も支援し、各地に実例があります。これは、地域内の医療法人や開業医、市町村、 医師会などが社員となる一般社団法人です。医師や看護師などを必要に 応じて相互に派遣するなど、住民の皆様が必要な医療体制を維持する仕組みをつくることができます。

先手を打って、さらに厳しくなる秩父の地域医療をめぐる状況を、力を合わせて乗り越えていくために法人の導入に向けた調査や具体的な方針の決定をしなくてはなりません。

きよのが今まで再三主張してきたように、秩父市で検討が始まった市立病院の建替えは当然必要です。加えて、それと並行して、医師不足などの課題に対応するための新しい仕組みが必要なのです。

愛する秩父を子や孫に手渡すために、山積みの課題を解決していきます。

・女性の生活満足度が高いまちに

・「宮地・横瀬線」で渋滞解消を

・全国植樹祭後のミューズパークは?

・学校の大規模改造工事について

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女性の生活満足度が高いまちに

秩父市は、女性の転出が多い自治体と比較して、生活満足度が低い結果が出ています(デジタ ル庁による地域幸福度の全国調 査による)。

きよのは、女性が直面する課題が顕在化し、さらに多様化している現状を踏まえ、今年度に施行さ れた、「困難な問題を抱える女性への支援に関する 法律」を活用し、支援体制を拡充することを提案しました。また政府が推奨するリプロダクティブ・へ ルス/ライツ※の概念を広め、女性が自己決定権を持ち、安心して暮らし活躍できる地域づくりを求めました。

市からは、法律の理念を基に支援施策を拡充し、 市民部を中心に関連部署と連携して取り組む方針が示されました。リプロダクティブ・ヘルス/ライツ については、啓発活動を強化し、市民への認知向上を目指すと回答がありました。

今後は、女性支援施策を持続可能なものにするために、十分な財源確保と広報活動に取り組むとと もに、学校や地域団体との協力の強化が必要です。

※「性と生殖に関する健康と権利」を意味し、性や子どもを 産むことに関わるすべてにおいて、身体的にも精神的にも 社会的にも本人の意思が尊重され、自分自身で決められる 権利です

子どもたちのために、学校の大規模改造工事は計画通りの実施を求めます

北堀市政の中で、老朽化した小中学校の大規模改造工事が、計画通り行われていない状況を懸念 しています。令和4年度から6年度にかけて行われる予定であった大田中学校の大規模改造工事は、予算や計画の見直しが繰り返され、未だ実施されていません。

児童生徒の教育環境の改善のための学校の長寿命化に向けた事業は、トイレの洋式化などを含めて、市内の公立学校全てが一定の事業を完了するまで切れ目なく平等に実施されることを強く要望 します。

全国植樹祭の開催以降のミューズパークをどうするか?

秩父ミューズパークは、平成3年の開園以来、30 年以上が経過しています。特にプールの老朽化が顕著で、大規模な修繕や新しい施設への更新が必要 となっており、施設の今後について市の見解を確認しました。

市からは、公園施設長寿命化計画を策定し、施設維持に向けた計画を進める意向が示されまし た。全国植樹祭を契機として施設の更新や運営方 法の見直しが求められます

秩父市と横瀬町をつなぐもう一本の道「宮地・横瀬線」の開通を目指して

土日や観光シーズンを中心として、上野町交差点、本町交差点など、旧秩父市内では渋滞が発生し ており、観光客はもとより、住民の皆様にも悪影響 を及ぼしています。今後、長尾根バイパスの整備により交通量が増加が予測されることからも、渋滞の解決のために、あらためて国道140号線から299号 線に接続する道路について抜本的に検討する必要があります。

きよのは、秩父市と横瀬町の間のバイパス建設 の候補ルートとしては、既に両市町の都市計画マ スタープランに記載のある「宮地・横瀬線」がふさわしいと提案しました。この道路計画は30年前から 構想されており、過去に事業化が中断された経緯がありますが、近年、その重要性が再認識されています。

市からは、秩父陸橋の平面化に伴い、秩父駅東側の活用構想を進めるため、まずは国道140号新設交差点から秩父駅東側へのアクセス道路計画を 最優先で進める方針であること、また、現在整備中の市道中央642号線は、将来、宮地・横瀬線の一部 区間として横瀬方面への延伸ができるよう計画されていることが説明されました。

国道299号の渋滞解消に向けて秩父市と横瀬町をつなぐもう一本の道をつくるために、宮地・横瀬線の実現を目指します。

ちちぶ全域をより良くしたい

秩父地域の住民の皆様の日々の暮らしを支える秩父広域市町村圏組合の事業について持続可能な運営を目指すとともに、環境問題や災害対応といった課題を可決するために、上水道、ごみ処理、消防など幅広く提案をしてきました。

上水道について

社会問題となっているPFAS (有機フッ素化合物)について、秩父地域の状況を確認し、主要な浄水場である橋立、小鹿野、姿見山、皆野の4浄水場については国の暫定目標値を大きく下回り、ほとんど検出されない状況であることを確認しました。また残りの浄水場33か所についても住民の皆様が安心して水道水をご利用いただけるよう検査費用の予算措置を講じた後に実施する予定であることを確認しました。

ごみ処理について

家庭ごみの分別や有料指定ごみ袋についての検討、戸別訪問収集などによるゴミ出し支援策、粗大ゴミの回収の実施などを提案しました。また国が進めるプラスチックに係る資源循環の促進についての対応をどのようにしていくのかを確認し、今後、組合の理事会で協議し、方向性を定めていきたいという考えを確認しました。

消防について

消防職員の技能資格の取得にあたっての支援の強化や、不十分となっている北・西・ 南分署等の職員配置の増員などを提案しました。消防長からは、職員の負担軽減に向けた働きやすい環境を作ることは大切だと考えているので、財政面など組合全体の状況を考慮しながら関係部局と協議をし ていきたいといった意向を確認しました。

組合の事業についても新たな技術や市民参加を取り入れることでより効果的で効率的な公共サービス が提供できると考えています

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